著者: 野原琉海(株式会社ラズリ代表)
会社をやっていると、営業メールと営業電話がめちゃくちゃ来る。
特に多いのが営業代行会社からの電話だ。「御社の営業活動を支援させていただきたく...」みたいなやつ。
最初は丁寧に対応していた。「ありがとうございます。今は営業代行は検討していないので、大丈夫です」。
問題はここからだ。
断ってるのに何回もアポを取ろうとしてくるやつ
「今は検討していません」と断る。普通はここで終わるはずだ。
でも終わらない。
「そうですよね。ただ、今は必要なくても今後必要になってくると思うので、一度お打ち合わせだけでもいかがでしょうか」
こっちは「必要ないです」と言っている。それに対して「今後必要になる」と返してくる。僕の会社の未来を勝手に決めないでほしい。
しかも1週間後にまた来る。「先日ご連絡した件ですが、その後いかがでしょうか」。いや、断ったよね。
さらにすごいのが、同じ会社から別の人が同じ営業をかけてくるパターン。営業代行会社がリストに沿って片っ端から連絡しているから、「断られた」という情報が社内で共有されていない。
受ける側の気持ちとしては、「この会社のサービスは絶対に使わない」になる。好感度がマイナスに振り切れている。
「一度だけお打ち合わせしませんか」の「一度だけ」は嘘
「一度だけ」って言うけど、その「一度」を取るために何回連絡してきてるのか。
仮にアポを取れたとして、打ち合わせの後に「ご検討いかがでしょうか」のフォロー電話が来る。そして「社内で検討されましたか」のメールが来る。「一度だけ」の打ち合わせから、際限のないフォローが始まる。
最初から分かっているから、「一度だけ」と言われても応じない。
僕の話を聞いてない
営業電話で一番感じるのは、「この人、僕の話を聞いていないな」ということだ。
「今は必要ないです」と言っている。これは明確な回答だ。なのに「でも今後は...」と返してくる。僕の言葉を聞いた上で無視している。
もし本当に僕の話を聞いているなら、「承知しました。もし今後ご検討される際はお気軽にご連絡ください」で終わるはずだ。それができないのは、相手の話を聞くよりアポを取ることが目的になっているからだ。
結局、いい外注先ってどう見つけるのか
営業の愚痴ばかり書いてきたけど、じゃあ逆に「この会社に頼みたい」ってどうやって見つけるのかというと、これがまた難しい。
理想は、自分で「この会社いいな」と思える発注先を見つけて、自分から連絡すること。ブログを読んで「この人の考え方、信頼できるな」と思ったとか、知り合いから「あそこ良かったよ」と聞いたとか。
でも現実には、そういう出会いはなかなかない。特にIT系の外注先なんて、経営者からすると「何が良くて何が悪いのか判断基準が分からない」から余計に難しい。
だからみんな外注先の選定に苦労する。苦労するから、結局営業メールに書いてある会社に「まあ話だけ聞いてみるか」となる。そしてうまくいかない。
本来は「自分が困っている→調べる→良さそうな会社を見つける→自分から連絡する」の順番がいい。もちろん、それでもうまくいかないことはある。でも、自分で選んで失敗したなら「次はもっといい会社を探そう」と前に進める。
営業に押されて「じゃあ話聞くか」で始まった関係がうまくいかなかった場合、残るのは「あの営業に押し切られなければ」という後悔だ。それが一番気分が悪い。
...というわけで、もしIT系のことで困ったことがあれば、うちに相談してください。
散々「営業うざい」と書いておいて最後に自社の宣伝を入れるこの矛盾、自分でも分かってます。でも少なくとも、このブログを読んで「こいつ面白いな」と思ってくれた人が自分から来てくれるなら、それは営業電話とは全然違う関係のはずです。
しつこい営業は絶対にしません。断られたら「承知しました」で終わります。そこだけは約束します。