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業務効率化は何から始める?最初の一歩を具体的に解説

「業務効率化に取り組みたいとは思っているが、何から手をつければいいか分からない」

こういう状態で止まっている経営者は多い。

調べると「現状把握→課題整理→優先順位付け→施策立案→実行→検証」といったフレームワークが出てくる。理屈は分かる。でもそれをやろうとした瞬間に、「今の僕にその時間はない」と気づいて止まる。

この記事では、フレームワーク論ではなく、今日動ける「最初の一歩」を具体的に伝える。

最初に知っておくべきこと:業務効率化に「正しい順番」は存在しない

「何から始めるか」に悩む経営者のほとんどが、完璧な手順を探している。

しかし現実は、業務効率化に万能な順番はない。会社によって、どの業務が一番のボトルネックになっているかは違う。経理が属人化している会社もあれば、採用事務で毎週5〜6時間取られている会社もある。問い合わせ対応が積み重なって本業に使う時間がない会社もある。

つまり「まずツールを導入しましょう」でも「まず業務を可視化しましょう」でもなく、自社で一番しんどい業務を1つ特定することが出発点だ。

ここを間違えると、費用と時間をかけたのに実感がないという結果になる。

「一番しんどい業務」の特定方法

難しく考える必要はない。次の3つの質問に答えるだけでいい。

質問1:今週、何に一番時間を使ったか?

手を止めて、先週の自分の動きを思い返してほしい。経理処理、採用関連の事務、問い合わせへの返信、請求書の確認——何に一番時間が取られていたか。

質問2:担当者が1人しかいない業務はどれか?

「○○さんしかできない」という業務がある場合、そこが一番のリスクであり、効率化の優先候補だ。担当者が休んだり辞めたりしたときに業務が止まる状態は、効率の問題ではなく経営リスクの問題でもある。

質問3:「これさえなければ」と思う業務はどれか?

感覚的でかまわない。「この作業さえなければもっと本業に集中できるのに」と思う業務が1つはあるはずだ。その業務こそが最初に手をつけるべきポイントだ。

特定した業務を「3つの解決策」に当てはめる

一番しんどい業務が特定できたら、次は解決策の選択だ。解決策は大きく3種類ある。

① ツール導入:繰り返し作業・入力業務に効く

手作業でやっている繰り返し業務に向いている。

  • 経費精算を紙・Excelでやっている → 経費精算ソフト(freee、マネーフォワード等)
  • 勤怠管理を手作業でまとめている → 勤怠管理ツール
  • 請求書を手で作成・送付している → 請求書作成ソフト

ツールの導入費用は月3,000〜15,000円程度のものが多く、初月から業務時間が減る実感が得やすい。ただし、「ツールを入れたが誰も使わない」という失敗を避けるためには、現場が使いやすいかどうかの確認が必要だ。

② 外注:専門知識が必要な業務・量が多い業務に効く

内部でやるより外に出した方が安い、かつ品質が上がる業務がある。

  • 経理・記帳業務 → 記帳代行・経理代行
  • 採用事務(書類選考・日程調整)→ 採用代行
  • 給与計算・年末調整 → 社労士・給与計算代行

外注の相場や詳しい業務別の料金目安はバックオフィス代行の費用相場|業務別の料金目安と選び方にまとめている。

外注で最も重要なのは「何を依頼するかの定義」だ。「経理をお願いしたい」ではなく「毎月の記帳・試算表作成・請求書の確認」のように業務範囲を具体化してから相談に進むと、スムーズに進みやすい。

③ 仕組み化(マニュアル化):属人化している業務に効く

「その人しかできない」業務には、ツールでも外注でもなく、まずマニュアル化が有効なケースがある。

手順が文書化されていない状態では、外注に出すにも何をどう渡せばいいか分からない。ツールを導入しても現場が自己流で使い続ける。マニュアル化は地味だが、後続の施策を機能させるための土台になる。

状況別:最初の一手

ケース1:経営者が事務全般を一人でやっている

経理・総務・採用事務を経営者が全て兼務している段階では、まず外注を検討する。どれか1つを外に出すだけで、経営者の週あたりの作業時間が大きく変わる。

最も外注しやすいのは記帳代行だ。月々の領収書・通帳データを渡すだけで試算表が届く形式が多く、導入のハードルが低い。経理を外注する具体的な手順は中小企業の経理を外注する手順|準備から導入まで完全ガイドにまとめている。

ケース2:担当者がいるが業務が回っていない

既に担当者がいるにもかかわらず業務が追いつかない状態では、業務量の問題か、非効率な手順の問題か、どちらかだ。

まず手順を確認する。同じ作業を複数人が別々のやり方でやっていないか、ツールで代替できる手作業が残っていないかをチェックする。手順が問題なら業務量の問題なので、一部を外注に出すか、採用を検討する段階だ。

ケース3:何か始めようとするたびに止まっている

「調べ始めると情報が多くて選べない」「何から手をつけるか考えているうちに時間が経った」という状態は、判断するための情報整理から入った方がいい。

この場合、まず「今自社でどの業務に一番時間がかかっているか」を数字で出すことが有効だ。1週間だけ、自分の作業ログをメモする。それだけで「何から始めるか」の答えが出ることが多い。

「何から始めればいいか」の相談をそのまま持ち込んでいい

業務効率化の最初の一歩でよくある失敗は、何かを決めてから相談しようとすることだ。

「ツールを何にするかを決めてから」「どの業務を外注するかを整理してから」と思っていると、相談に来るまでに半年が経つ。

実際には、「一番しんどい業務は経理か採用事務か、どちらかだと思っている。どっちから手をつけるべきか分からない」という段階で相談するのが最も効率的だ。

当社では、バックオフィスの業務整理から外注先の選定まで、初回相談は無料で対応している。まず現状をざっくり伝えてもらうだけでいい。

業務効率化の第一歩、相談から始められます

無料相談はこちら(株式会社ラズリ)

「何から始めればいいか分からない」という状態でも構わない。現状を整理するところから一緒に始める。

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