「freeeを使っているが、経理代行を頼むとしたらどこがいいか分からない」
こう思っている経営者は多い。freeeは国内シェアNo.1のクラウド会計ソフトだが、経理代行サービスを選ぶときに「自社が使っているソフトに対応しているか」を確認している人は少ない。
会計ソフトが異なると、データの移行や再入力が発生し、外注しているのに余計な手間が増える。freeeをすでに使っている会社は、freee対応の経理代行を選ぶことで、この無駄を避けられる。
この記事では、freeeに対応した経理代行サービス5社を料金・対応業務・特徴で比較する。
なぜ「freee対応」を確認する必要があるのか
経理代行を依頼する際に会計ソフトの対応を確認しない場合、以下の問題が起きる。
1. データの二重管理が発生する
freeeに入力されたデータを、委託先の会計ソフトに再入力することになる。これでは経理の手間が減るどころか増える。
2. リアルタイムで数字が確認できなくなる
freeeはクラウドで経営者がいつでも試算表を確認できるのが強みだが、委託先がfreeeを使っていない場合、その連携が断ち切られる。
3. 切り替え時のコストが大きくなる
途中でソフトを変えようとすると、過去のデータ移行に時間とコストがかかる。最初からfreee対応のサービスを選ぶ方が合理的だ。
freee対応の経理代行サービス5社を比較
| サービス | 月額目安 | 主な対応業務 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| KANBEI | 1,100円〜 | 記帳代行・仕訳・月次レポート | freee特化。業界最安値級 |
| サイバークルー会計事務所 | 980円〜 | freee入力代行・記帳 | 会計事務所が直接対応 |
| フジ子さん | 要問い合わせ | 記帳・経費精算・給与計算 | オンライン事務代行。freee対応 |
| HELP YOU | 要問い合わせ | 記帳・経費処理・各種事務 | チーム制。欠員時のリスクなし |
| i-STAFF | 要問い合わせ | 記帳・freee導入サポート・経費精算 | 返金保証あり。導入サポートも含む |
各サービスの詳細
1. KANBEI(カンベイ)
freee専用の記帳代行サービス。他の経理代行が複数の会計ソフトに対応しているのに対して、KANBEIはfreeeに特化しているため、連携の手間が最も少ない。月額1,100円(税込)〜という価格帯は、経理代行の中でも最安値クラスにあたる。
向いている会社
- すでにfreeeを使っている
- 記帳だけを外注したい
- できるだけ費用を抑えたい
注意点
- freee以外の会計ソフトへの対応はないため、将来的にソフトを変える可能性がある場合は検討が必要
2. サイバークルー会計事務所
会計事務所が直接freeeの入力代行を行うサービス。月額980円〜という低価格で利用できる。会計事務所が直接対応するため、仕訳の判断に迷う場面での相談もしやすい。
向いている会社
- 税務・会計の専門家に直接対応してもらいたい
- 記帳代行を低コストで始めたい
注意点
- 業務範囲は記帳中心のため、給与計算や請求書管理などは別途対応を確認する必要がある
3. フジ子さん
オンライン事務代行の老舗サービス。経理以外にも一般事務・秘書業務・データ入力など幅広い業務に対応しており、経理と他の事務をまとめて外注したい会社に向いている。freeeへの入力代行にも対応している。
向いている会社
- 経理だけでなく、事務全般を外注したい
- 複数の業務をまとめて一社に依頼したい
注意点
- 時間単位の課金体系のため、業務量が多い月はコストが上がる。事前に月の目安業務量を確認しておく
4. HELP YOU
チーム制でサポートするオンライン代行サービス。担当者が1人ではなくチームで対応するため、担当者の欠員・退職によって業務が止まるリスクがない。freeeを使った記帳・経費処理に対応している。
向いている会社
- 担当者が変わるたびに説明が必要になることを避けたい
- 長期的に安定した外注体制を作りたい
注意点
- 月額費用は規模・業務内容によって変わるため、まず見積もりを取って総コストを確認する
5. i-STAFF
オンライン秘書サービスとして経理代行の実績があり、freeeの運用代行だけでなく、freeeを導入したことがない会社の導入サポートも含まれる。返金保証があるため、初めて経理代行を試す会社にとってはリスクを抑えやすい。
向いている会社
- freeeをまだ導入していないが、会計ソフト選定から一緒に進めたい
- 初めての外注でリスクを抑えたい
注意点
- 経理代行以外の秘書業務も含む総合型サービスのため、経理のみに特化した専門性を求める場合は他サービスと比較検討する
自社に合ったサービスの選び方
判断基準1:委託したい業務の範囲
記帳(仕訳入力)だけを外注したいなら、KANBEIやサイバークルーのような低価格専門サービスで十分だ。
給与計算・請求書管理・経費精算まで含めるなら、フジ子さんやHELP YOU、i-STAFFのような総合型を選ぶ方が、複数のサービスを掛け持ちするより管理が楽になる。
判断基準2:現在のfreee活用状況
すでにfreeeを使いこなしている場合
データ連携を重視してfreee専門サービス(KANBEIなど)を選ぶ。
freeeを導入したばかり、または使い切れていない場合
i-STAFFのように導入サポートが含まれるサービスを選ぶと、会計ソフトと経理代行を同時に整備できる。
判断基準3:従業員規模と仕訳件数
月の仕訳件数が少ない(月50件以下)場合は、低価格の記帳専門サービスで十分対応できる。
月100件を超えてくると、業務の複雑さも増すため、複数の業務に対応できるサービスを選んだ方がよい。
freee対応サービスを選ぶときに必ず確認する3点
1. データの連携方法
freeeのデータをどのように共有するか(アクセス権限の付与、CSVエクスポートなど)を事前に確認する。権限を渡す範囲についてもサービスによって異なるため、確認しておく。
2. 月次レポートのタイミング
試算表をいつ提出してもらえるかを確認する。月末締め翌月15日以降では、経営判断への活用が遅れる。
3. 契約解除の条件
最低利用期間や解約時のデータ返還方法を事前に確認しておく。freeeに入力されたデータは自社のものだが、委託先が保有している資料の扱いは各サービスで異なる。
まとめ
freee対応の経理代行サービスは、目的に応じて選ぶ先が異なる。
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 記帳だけを最安値で外注したい | KANBEI・サイバークルー |
| freee導入から一緒に進めたい | i-STAFF |
| 経理+事務をまとめて外注したい | フジ子さん・HELP YOU |
| 担当者不在リスクをなくしたい | HELP YOU |
まず「何を外注したいか」を明確にしてから、各サービスに問い合わせて見積もりを取ることを勧める。最初から全部任せようとせず、記帳代行だけを試してみることで、外注の感覚を掴みながらリスクを抑えた導入ができる。
「freeeを使っているが、どの範囲を外注すべきか判断がつかない」という方は、無料相談はこちらからご連絡ください。現在の業務内容に合った選択肢を整理します。
経理代行の費用感については、経理代行の費用を実例で公開|従業員規模別の月額料金まとめも参考にしてください。